謂れかたち
九頭龍神社の手水所の九体の龍

九頭龍神社(新宮)
 九頭龍神社(新宮)は箱根神社の境内社として、拝殿に隣接して、平成12年(2000年 辰年)の元旦に建立された
新宮は湖水祭が斎行される神聖な祭場に鎮まる里宮である
 箱根神社の境内にある新宮の隣には「安産杉」がある
箱根の九頭竜はこのため安産の神としても有名になった
鎌倉時代に、源頼朝が箱根神社に安産の祈願をしたところ、3代将軍源実朝が無事誕生したとされ
以後、安産の祈願を箱根神社に行う風習が広まった

手水所と龍神水
 九頭龍神社の側の階段を降りると、手水所があり、九体の龍を見る
龍の口から水が流れ落ちているのは、境内から湧き出たご「神水」
この水は箱根大神が鎮座する箱根山を源とし、権現御手洗の池と称し
九頭龍神が守護する芦ノ湖を湧き満たす龍神甘露の水である
 平成22年、天皇陛下御即位20年奉祝記念事業のひとつとして境内に新しく御井を穿ち
水脈から湧き出る霊水は、12月23日の天長祭の日より、九頭龍神社新宮前の龍神水に流れを進めた
 掌にうけて口に漱げば一切の不浄を洗い清め、良い物を引き寄せると言われている
九頭龍神社は、恋愛の神様を祀っていることから、このお水を飲むと恋愛運が上昇する、と話題になっている



九頭龍神社 正面
元旦の参拝客で賑わっている


九頭龍神社 扁額


九頭龍神社 手水所


九体龍の吐水口


九体龍の吐水口


手水所を上部より見る


龍の吐水口の詳細


箱根の九頭龍伝承
 関東総鎮守として箱根山に鎮座する「箱根大神」が生み出だす生命の根源である水の力を、芦ノ湖の守護神として司ってきたのが九頭龍神である。
 芦ノ湖がまだ万字ヶ池と呼ばれていた奈良時代以前、箱根の村には、毎年若い娘を選んで芦ノ湖に棲む毒龍に人身御供として差し出すという習慣があった。箱根山で修行中の万巻上人が、この事を知ると、法力で毒龍を改心させて村人達を救うと決意した。

 万巻上人は湖畔で経文を唱え毒龍に対して人身御供を止めるように懇々と仏法を説いた。ついに毒龍は宝珠・錫杖・水瓶を携えた姿で湖から出現すると、過去の行いを詫びた。
 万巻上人はそれでも鉄鎖の法を修し、龍を湖底の「逆さ杉」に縛り付け、仏法を説き続けた。龍は、もう悪事はせず、地域一帯の守り神になる旨を約束する。万巻上人は龍の約束が堅いことを知り、九頭龍大明神としてこの地に奉ることにした。
【wikipedia「九頭竜伝承」より要約】

180215
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