謂れとかたち
たつぐるま(彦治民芸)

彦治民芸
 彦治民芸は、築400年の古い茅葺屋根の民家に工房(お店)を構えている
デコ屋敷で唯一、三春駒を木彫りから絵付けまで一貫して制作している
張子の十二支・お面・だるまなどを制作・販売している
現在の当主は10代目の橋本高宜(たかよし)さん

 江戸時代三春藩は貧しい藩だったが、たくさんいた野生の馬を改良して藩の産業とし生産したのが「三春駒」
郷土玩具としての三春駒の本当の名前は「高柴木馬(きんま)」という

 
三春駒の製法
仕上がりの寸法に木を切る、馬のかたちに粗く削る、かんなやのみで馬に仕上げる
彩色して、麻を黒く染めた毛を植えて完成
の手順を経る
1本のほおのきの角材から2頭の三春駒を制作するプロセスに特徴がある

 日本三大駒の一つである三春駒の黒駒は、子宝・安産・子育てのお守りとして作られ
白駒は老後安泰・長寿のお守りとして作られている

年賀切手
 彦治民芸の9代目当主である橋本彦治さん作の黒い三春駒が昭和29年(
1954)に郷土玩具として
最初の十二支の年賀切手のモデルに採用された
息子である現当主の橋本高宜さんが作った「腰高とら」が
平成10年(
1998)の寅年の年賀切手に採用され
親子二代で年賀切手になった



彦治民芸  外観


現在の当主は10代目の橋本高宜(たかよし)さん



彦治民芸の作品


たつぐるま-1  彦治民芸





たつぐるま-2  彦治民芸


たつぐるま-2  彦治民芸


たつぐるま 頭部


たつぐるま 頭部


彦治民芸
住所:福島県郡山市西田町高柴字舘野80-1
電話:024-972-2412


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