龍の謂れとかたち


謂れかたち

ハリーポッターと死の秘宝》に登場する龍

J.K.ローリング作の『ハリーポター』は第7作目の《ハリーポターと死の秘宝》で完結編をむかえる
第1巻『ハリー・ポッターと賢者の石』が発売されたのは1997年6月
日本語版単行本は1999年に発売されている
《ハリーポターと死の秘宝》は2007年7月に、日本語版単行本は2008年7月に発売されている

 完結編ではドラゴンが大きな位置を占めてはいないが
上下巻とも、カバーにドラゴンの絵が描かれている これは日本語版に独自なもの
日本語版の表紙画と章ごとの挿し絵はアメリカ人画家ダン・シュレシンジャーによる

日本語訳:上巻

日本語訳:下巻


上巻
巨大なハグリッドのオートバイ(ポッターはサイドカーに乗っている)に乗って空を飛んでいる人 
箒に乗って空を飛んでいる人 
長く黒い尻尾の大きな黒いドラゴン(セストラル)に乗って空を飛んでいる人
が描かれている
下方には町の明かりが見える
この絵は第4章の7人のポッターの陽動作戦の絵と思われる
ポッターを入れて7人が移動 
《例のあの人》と部下の《死喰い人》の目を欺くために6人は影武者
《家》から《隠れ穴》に向かい、1時間後に無事に集合する

 
日本語訳:上巻のカバー ドラゴンの詳細

下巻
第26章の《グリンゴッツ》から27章の《最後の隠し場所》にドラゴンが登場する
ハリー達は雪のように白いグリンゴッツの建物の中にあるレストレンジ家の金庫に侵入する
金庫への扉を入ってトロッコに乗って侵入し《盗人落としの滝》に放り出される
先に道を進むと、巨大なドラゴンが金庫に誰も近づけないように立ちはだかっている

【ドラゴンの表現】
長い間地下に閉じ込められていたせいで色の薄れた鱗は剥げ落ちやすくなり、
両眼は白濁したピンク色
両の後脚には足かせがはめられ、岩盤深く打ち込まれた巨大な杭に鎖でつながれている
棘のあるおおきな翼は閉じられて胴体に折りたたまれている
顔には何カ所も荒々しく切りつけられた傷跡がある
 
ドラゴンは醜い頭をハリーたちに向けて吼え、その声は岩を震るわせた
口を開くと炎が噴き出す
《鳴子》を鳴らすとドラゴンは咆哮を上げながら後退りする
その隙に金庫の扉を開けて、目的とする小さい金のカップのあるところへ到達する
しかしハリーたちは小鬼たちに包囲される
ドラゴンを助け、その背に乗って脱出を図る
ドラゴンは開けた口から炎を吐いてトンネルを吹き飛ばす
金属の扉を力ずくで突き破って脱出に成功する


日本語訳:下巻のカバー ドラゴンの詳細

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090818
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