謂れとかたち
四神の天井絵:神武寺の仁王門(神奈川・逗子市)

神武寺
医王山来迎院神武寺は神奈川県逗子市にある天台宗の寺院
沼間の山稜に位置し、今も山岳信仰の面影を伝える
逗子八景の1つ

縁起によれば神亀元年(724年)、聖武天皇の命を受けた行基が創建
十一面観音・釈迦如来・薬師如来を祀ったことがはじまる
平安時代、円仁が再興したというが、定かでない
天安元年(857年)、慈覚によって中興され天台宗に改宗された


神武寺入口


総門

仁王門と四神の天井絵
お地蔵様を見て左を向くと、階段の上に楼門が見える
『医王山』の扁額がある
仁王門の格子天井には四神の絵がある

四神は守護神として
青龍は東、朱雀は南、白虎は西、玄武は北を鎮護しており
方位のほか
四季では《春・夏・秋・冬》
一日では《朝・昼・暮・夜》
色として《青・赤・白・黒》
があてられている


仁王門 石段下より見る


仁王門 正面 奥に薬師堂(本堂)を見る


仁王門 境内より見る


四神の天井絵


青龍


朱雀


白虎



玄武

神武寺
所在地:神奈川県逗子市沼間2丁目1402
201001
龍の謂れとかたちのTOPへ