謂れとかたち
成田山新勝寺 燈籠の龍の彫刻ー01

燈籠26

成田山新勝寺
成田山新勝寺は、日本の千葉県成田市にある真言宗智山派の寺院
同派の大本山のひとつ
山号を成田山、寺号を新勝寺というが、山号を省略せずに呼ぶのが通常
天慶三年(940)真言僧寛朝大僧正によって開山された
寛朝大僧正は朱雀天皇より平将門の乱平定の密勅を受け
弘法大師が敬刻開眼した不動尊像を奉持し難波津の港(現大阪府)より海路を下総に向かう
尾垂(おだれ)ヶ浜(千葉県匝嵯郡光町)に上陸し陸路を成田の地に至る
乱平定のため平和祈願の護摩を奉修した

大任を果たした大僧正は再びご尊像を奉じて都へ帰ろうとした
ところが尊像を運ぶ輿が磐石のごとく微動だにしない
《我が願いは尽くる事なし、永くこの地に留まりて無辺の衆生を利益せん》との霊告が響いた
寛朝大僧正は尊像を堂宇に祀って都へ帰って朝廷に報告
天皇は深く感動し、諸堂伽藍を整え《成田山新勝寺》の寺号を授与
東国鎮護の霊場として開山した

燈籠‐01 石段の上
この燈籠は、仁王門をくぐり、急な石段を上がったところの左右にある
燈籠の基礎に飾られている龍のレリーフは、12枚の図柄が全て異なっている


大本堂がある境内より仁王門の方を見る


対に置かれている燈籠


燈籠 大本殿に向かって左

燈籠 大本殿に向かって右

傘と蕨手

傘と蕨手
以下土台にある龍のレリーフ 以下土台にある龍のレリーフ






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成田山新勝寺で出会った龍と仲間たち
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