謂れとかたち
開山堂(両大師)の銅燈籠の龍の彫刻(東京・台東区上野公園)

 開山堂の創建は正保元年(1644年)
前年に亡くなった天海大僧正(慈眼大師)を祀る「開山堂」だった
後に寛永寺本坊内にあった慈恵堂から慈恵大師像を移し
慈恵・慈眼の二人の大師をお祀りしたことから一般に「両大師」と呼ばれ
庶民に信仰されている
現在のお堂は平成5年(1993年)に再建されたもの


(開山堂)両大師 正面


参道の両脇に4基の銅燈籠がある

4基の銅燈籠の8面の龍の彫刻
参道の両側にある4基の銅燈籠は江戸時代初期のもの
もともと大猷院殿廟(家光のお墓)にあったもの
燈籠には三つ葉葵(徳川)とニ引き両の紋(天海僧正)が刻まれていいる

各燈籠の中台の8面にある龍の彫刻を示す
龍のかたちは、前方向と見返りの2種であるが、それぞれは微妙に差が見られる


参道の両側にある4基の銅燈籠の配置


 銅燈籠のNO1とNO2


中台の龍の彫刻(銅燈籠のNO1とNO2より)



銅燈籠のNO3とNO4


中台の龍の彫刻(銅燈籠のNO3とNO4より)



龍の頭部(前方向)


龍の頭部(見返り)




傘と蕨手 三つ葉葵の紋・上部に天海僧正のニ引き両紋が見える


蕨手


4基の銅燈籠の8面の龍の彫刻
各燈籠ごとに8面、全32面の龍の彫刻を示す
前方向と見返りの2種であるが、それぞれは微妙に差が見られる


参道の両側にある4基の銅燈籠の配置



銅燈籠のNO1


銅燈籠のNO1  8面の龍の彫刻



銅燈籠のNO2


銅燈籠のNO2  8面の龍の彫刻



銅燈籠のNO3


銅燈籠のNO3  8面の龍の彫刻



銅燈籠のNO4


銅燈籠のNO4  8面の龍の彫刻

210212
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