![](st01_l2.gif)
龍の謂れとかたち
四神:寒川神社の渾天儀(神奈川・高座郡寒川町)
神社の由緒
寒川神社(さむかわじんじゃ)は、神奈川県高座郡寒川町宮山に鎮座する神社
寒川神社は相模國一之宮と称され
全国唯一の八方除の守護神として約千六百年の歴史を持つ神社
古くは朝廷をはじめ、源頼朝、武田信玄、徳川家代々
さらには民間と幅広い信仰を受けてきた
現在は八方除の限りない御神徳を戴くために、全国各地から崇敬者が集まる
現在の祭神
は以下の2柱で、寒川大明神と総称される
寒川比古命 (さむかわひこのみこと)
寒川比女命 (さむかわひめのみこと)
八方除
地相・家相・方位・日柄などから起因する
方位神による悪事・災難を除く方災厄除の神としての五進徳
![](101w-DSC_5245.JPG)
神池橋 三の鳥居
![](103w-DSC_5249.JPG)
神門
![](104w-DSC_5253.JPG)
本殿 右手前に渾天儀がある
渾天儀
本殿前の右側に配置されている渾天儀はレプリカ
方位盤・四神の彫塑・渾天儀という八方除に因む三つの構造物の構成による記念碑
渾天儀は、本来天体の位置・星等を観測する器具
特に星の運行は、人々に方角を教えてくれるばかりではなく、国家の命運をもにぎると昔から考えられてきた
天体観測により暦が作られ、さらに暦によって日々の吉凶が占われた
寒川神社の渾天儀には、龍は天空を支えるという故事にならい四隅に龍が配置されている
![](210-1w-DSC_5282.JPG)
渾天儀
![](211-3w-DSC_5306.JPG)
渾天儀 台座に四神のレリーフが飾られている
渾天儀の台座の四神のレリーフ
渾天儀の台座は八角形
四つの面に四神が飾られている
四神は天の四方の方角を司る霊獣
東は青龍、南は朱雀、西は白虎、北は玄武を配する
![](Instagram258-12.jpg)
渾天儀の台座の四神のレリーフ【Instagram 投稿用】
![](311bw2-DSC_5263.JPG)
青龍
![](312bw-DSC_5266.JPG)
青龍の頭部と爪(三爪)
![](321iw-DSC_5290.JPG)
朱雀
![](322w-DSC_5258.JPG)
朱雀
![](331bw2-DSC_5291.JPG)
白虎
![](332w-DSC_5304.JPG)
白虎
![](341an-DSC_5301.JPG)
玄武
![](342aiw-DSC_5262.JPG)
玄武
寒川神社
所在地:神奈川・高座郡寒川町宮山3916
201014
龍の謂れとかたちのTOPへ
![](st01_l2.gif)