龍の謂れとかたち


謂れかたち

菅原健彦の雲龍図と雷龍図


菅原健彦は1962年に東京都練馬区に生まれ、多摩美術大学で日本画を学ぶ
在学中から横山 操に傾倒し、市街地や廃坑などをモチーフに描き出す
アンゼルム・キーファーからも刺激を受けて重厚な作風を特徴とする
1994年に五島記念文化賞美術新人賞を受け、翌年より1年間ドイツ留学を果たす
帰国後は山梨県・滋賀県大津市近在の山間部に移住
水墨による山水や樹木図を筆勢大胆な作風で描く

この回顧展は画業20年を節目に開かれるもの
美大卒業制作から水墨による近作まで40点が展示された
《雲龍図》と《雷龍図》は、この展覧会のために新たに制作されたもの
杉板の表面を焼いて焦げ目をつけたり、白亜、金箔、雁皮紙などが用いられている
《雲龍図》:1M四方の杉板50枚(縦5M×横10M)
《雷龍図》:1M四方の杉板48枚(縦6M×横 8M)

写真撮影が出来ないので、会場前の案内看板を撮影し、チラシより複写した
この巨大な作品を写真で伝えるのは困難であることを承知で、ここに紹介する


練馬区立美術館(東京都練馬区貫井1−36−16)


菅原健彦展 会場の看板


雲龍図 縦5M×横10M チラシより複写(現物を再現できていない)


雲龍図(部分) 会場の看板より


雷龍図 縦6M×横8M (部分) 会場の看板より


薄墨桜
展示されたものの中で気に入ったものを1枚紹介する
チラシより複写したもので、現物を再現できていない


薄墨桜 1997 MOA美術館 チラシより複写


練馬区立美術館
住所:東京都練馬区貫井1−36−16

TEL:03−3577−1821

100209

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