謂れとかたち
芝山仁王尊観音教寺 三重塔
当山は天台宗に属し正式には 天王山・観音教寺福聚院という
火事・泥棒除けの仁王様が信仰を集め 芝山仁王尊 の名で親しまれている
奈良時代末期の天応元年(781年)に光仁天皇の勅命を受けて創建された
三重塔
仁王門をくぐって石段を上がると正面に本堂を、右(東)に三重塔を見る
寛政9年(1797)、当山42世秀暁代に再建を発願
文化11年(1814)44世龍淵代素建、天保7年(1836)46世湛定代に九輪完成
五代の住職40年に亘る大事業だった
県の有形文化財に指定されている

三間四方、銅版葺きの白木造り
軒高は、初層4、60m、二層9、05m、三層13、28m
総高(側柱礎石より相輪宝珠上端まで)24、98m

軒廻りは、初層と二層は共「並行垂木」
三層は「扇垂木(放射状に配列された垂木)」、屋根を大きく見せる工夫が為されている


境内案内図(三重塔は上図の右に位置する)


正面(西面)を見る


三重塔の外観

尾垂木鼻と隅尾垂木鼻
各面の4箇所2段の龍の尾垂木鼻が置かれている
4隅には3段の龍の隅尾垂木鼻が置かれている


1層 正面(西面)


1層 正面(西面左側の詳細)


1層 正面((西面右側の詳細))


1層 正面(西面左側を斜めに見る)


正面左の龍の彫刻((西面右側を斜めに見る)


1層 北西面


1層 北西面(詳細)


1層の軒裏(裏側 東面)


2層の軒裏(北西角の隅尾垂木の龍が2体見えない)

070621/220131
住所:千葉県山武郡芝山町芝山

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